職員研修:川畑智さんにご講演いただきました
5/26(月)、当院の職員研修にて、昨年に続き、株式会社Re学 代表取締役 兼 理学療法士の川畑智さんをお招きし、『認知症の人が見ている世界』をテーマにご講演いただきました🌸
今回は、当院スタッフのほか、桜十字八代病院・桜十字熊本宇城病院・在宅スタッフも参加し、多職種・多施設で学び合う貴重な機会となりました。

講演では、認知症の基礎知識に加え、声かけや身ぶり手ぶりを使った関わり方を、実際にジェスチャーを交えて実践。
また、隣のスタッフと感じたことを語り合う場面もあり、認知症ケアについて改めて考えるきっかけになりました。
なかでも印象的だったのは、川畑さんが紹介してくださった“桃太郎”と“水戸黄門”のエピソード。
「桃太郎さん、どちらへおいでになります?」と、犬がまず声をかけたように、認知症の方にもまずは名前を呼び、「お困りごとはありますか?」「何かお探しですか?」と、相手の意思を尊重することの大切さを教えてくださいました。
また、水戸黄門の旅路には、助さん格さんをはじめ多くの仲間が支え合って登場することから、認知症の方の生活も、在宅スタッフや医療者が連携して支えていくことの大切さを、わかりやすく、楽しく伝えてくださいました。



今回の学びを胸に、今後も“認知症の方の目線”に寄り添ったケアを心がけ、患者さま満足の向上に努めてまいります。